panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

2週間でも足りないだろう


(写真はクラブツーリズムより。http://tour.club-t.com/vstour/WEB/web_tour3_tour_tmp.aspx?p_company_cd=1002000&p_course_no2=13874&p_from=800000&p_baitai=923&p_baitai_web=WAEASヤンゴン、シュエダゴンパゴダ)
  いろいろ実際にやってみて気づいたことは、行き帰りに三日半もかかるミャンマーについては、2週間でも観察するには足りないということである。我輩は全工程9日だから、今回は観光にも等しく、しかも観光すら敢行できないということになるのではないか。
  何といっても交通の便が悪い。飛行機が飛ばなければ(実際飛ばないことが多いらしい)、13時間、15時間のバス旅行が待っている。一口に13時間といっても、、、。
  我輩のバス体験の最長「不当」時間は、昼間11時間、深夜11時間である。どっちもどっちであるが、ひたすらひねもすのたりのたりかな、って意味は不明だが、雰囲気や心境はわかってもらえると思う。勿論気取っていっているのであって、のたり、というよりは、がっくりの連続技である。、、、苦しいときの偽装申告。
  心持ちが苦しすぎて、東南アジアの人々は、熱中症にもならないのではないか。我輩もならなかった。精神的衝撃が肉体的疲労を上回っている、と考えることができる。そういう場合、気とか気合とか根性と昔云っていたような力によって、熱中症はあえなく敗北する、と。
  とまあ、そんなことすら思う今日の夕刻である。仕事は大体終わり、後は帰るだけである。ぐっどばい。
  ・・・なお今気づいたが、じゃ、これを読んでる人で、バスでなく、電車や汽車があると思っている人は多いだろう。、、、それはバスより遅い。廃墟や空虚、虚空や真空、などという言葉がミャンマーでは舞っている。フェリーもあるが、バガンマンダレーを外国人用エクスプレスで13時間。地図のある人はご覧下さい。ほんの短い距離なのであるが。ほんとに。下から30番目くらいの最貧国というのはこんなものなのか。、、、いいともいえるし、ちょっとともいえる。無事に帰れるのか。我輩!(しかしその間の景色は絶景ということである。でっけえぼっけえ---岩井志摩子か)