panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

夜のシュエダゴンパヤー


   ミャンマーはまだまだ遠い国である。日系の直通便はようやく普通席の便ができるらしい。いまはビジネスクラスのみだと思う。
  我輩もほぼ24時間かけてやってきた。ま、安かったし、クアラルンプールで一泊したかったからでもある。だから大半の人は一生、ミャンマーに来ないだろう。かくいう我輩も残りの人生は少ない。明日にでもぽっくりというか、ばっさりというか、ボッツリというか、パサパレというか、死んでしまうかもしれない。しかし、、、シュエダゴンパヤーを見るためには、人はミャンマーに来なければならない。料理がまずいだの、路上の舗装がガタガタだの、文句をというのと引き換えに。そして来れば、ある圧倒的な仏教的体験を味わうことになるだろう。
  もう一度、バイロイトの道行(みちゆき)を繰返し、同夜、シュエダゴンパヤーを訪ねた。それがこの写真である。人々は引きも切らずやってきていて、大勢の人が横座りになって祈っている。世界平和か。亡き父母のことか。あるいは、となりのオヤジの大声をとめてくれと祈っているのか。
  これがバイロイトの道行。

  筆舌に尽くしがたいので何枚かアップして終わりとする。