panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

三国志鑑賞

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 東京国立博物館で昨夜見てきた。金曜日の夜は遅くまでやっているのである。

 西晋以後の南北朝のほうにどっちかというと興味があるので、三国時代については一通りの知識しかない。なので、ま、勉強である。

 たくさんあったが、やはり中国には、残っている物が少ない。今回も出土したものが多く、たいていは墓からだ。つまり地表にあるものはすべて王朝の興亡の動乱とともに破壊され焼却され消え失せてしまうため、ほとんど残らない。その結果、到底、日本では片隅にあるようなものが、なんだか中国第1級何とかという扱いである。致し方ないが。

 というわけであるが、夜の東京国立博物館の全体の佇まい(たたずまい)や館内の落ち着きのほうが印象的であった。そんな夜。

 帰りに疲れて、パークサイドカフェで夕食をとったが、こっちが抜群だった。毎回毎回素通りしてきた誰でも気づく店だが、一度も入ったことはなかった。8月の夜というのに涼しいので外のテーブルで食べたが、それもまた、美味の一部であった。

 今日から本格的な夏のぶり返しがほんとに来るのだろうか。戦々恐々たる朝。