panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

もう雪なのか、日本------雪国マイタケ。いや、まいったっけ(方言)。

(プノンペン国立博物館)
  タイは水が出たどころか、40人以上亡くなる惨事で首相が慰問に行っている。粘土質の土地だと水は引かない。積極的に排水するような殊勝な人々でもない(わけではないか)。熱帯の水が腐った匂いはたまらないのである。でも、インドシナ全体が異常気象だったのか。トンレサップ湖ばかりではなかった。バンコクのザ・メナム、チャオ河も溢れんばかりという。深夜にものすごい轟音で雨が降ったしなあ。行ってみるかな。一転、テレビでは、札幌に雪かあ。平年並みと云ってたようだが(ウトウトして聞きそびれた)。ほんとに降ってるなあ。10月にいつも降ってたのか。田舎に普段は関心ないから分からない。でも北海道は家がガッチリしてるし、ちょっとした家庭は全館暖房だから、寒さなんか余興なんだよ、今では。風情があるくらいなもんで。地元の人間がいうんだから間違いはない。って函館かあ。ま、札幌なんて、どうでもいいのである。一極集中して実は暖かいんだから。・・・あ、函館も降ってるじゃないかあ。
  さて、昨夜はムール貝をたらふく食って動けなくなった。ひさしぶりに夜食事したが、定住してると旅情がないので(って当たり前でね、もう何カ月もバンコク)、食欲が出ないのである。甲殻類と貝類がかろうじて旅情をかもす。ということで、拒食になっても困るので、ラオスはもう11月1日から出発。ラオス愛好家が確実に一人読んでるはずなので、詳しく書くと、深夜バスで15時間かけてヴィエンチャン。12時間で国境には着いていて、パスポート・コントロール他があって、橋を渡るのは2時間後。その間、カフェで何か飲んでいる。1時間でラオスの首都に着く。したがって3泊をこの何もないと云われている街で過ごす。プノンペンが2泊で残念だったから。何はなくとも有名なラオ・ビールがある。メコンに会うのはヴェト、プノンペンと3度目。今回はがっちり街の前を通っているので、これを見ながら本でも読んで、ビールとコーヒーを飲もう。フランス植民地はパンもうまい。ラオビールには黒ビールもあると聞いた。昼はこれだなあ。で意味もなく懐旧の念にとらわれて、空を見上げよう。インドシナの空はいいのである。雲も青も絵画的である。