panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

対岸トンブリまで6時間(も)歩く(歩いて、しまった)---タマサートをこえて

  7日目。朝、タマサートのS先生よりメール。明日朝11時に学部長室に訪ねることになった。来タイ一週間目のお披露目となる。昨日買ったバス路線図をもとに、初づくしのバスで行くと云ったはいいが、どうなることか。予行練習を兼ねて、今日2番のバスに乗ってみた。エンポリ前から35分で王宮前広場到着。いぐね?。7バーツ!(20円)ますますいぐね?。この広場は例のデモ隊の拠点の一つになったが、今は観光バスの待機所である。これを横に突っ切ると(といっても車がすごいことになっているのだが)、そこがタマサート大学である。タイ仏教主流派の総本山がすぐ南、国立博物館国立劇場が北に隣接の文教地区の中心にある。が王宮こそが世界の中心であるから、タイにおける政治と文化の中心に位置しているともいえる。
  さて、教訓。明日は比較的きちんとした格好で行くから、中心部までBTS。そこからタクシーにしよう。万一全身汗だらけではタイ人失格である。って誰が?でもバスは時間のせいもあって非常に快適だった。何人ものタイの人たちから降りる場所にアドバイスを受けた。車掌も座ったり笑ったりで、全国民一丸となって官僚主義的な国からやって来ると、一切が香気を放つ。
  構内に入ると、すぐ食堂がある。一日一バーミナーム主義(仏教ぽいね)を唱える者として(いつから?)、義務を果たす。タマサートと双璧をなすチュラ大ことチュラロンコン大学------私のこういう大学関係の云いまわしは一種のユーモアです。双璧だの屈指の名門だの。皆さん大学に行く時代に、卒業してしまうと、大学がどういうところだったか忘れてしまうのを、大学につきものの誇大(古代?)表現で、ちょっとだけからかっているわけです------では食堂で食べる気はしなかった。しかしタマ大では25バーツ、開放的な食堂で、これまでもっとも清潔で旨いタイ式ラーメンが提供された。正義は相変わらず勝つ!
  今日の本当の話題はこれからで、タマ大を出て、対岸まで橋を渡ってついたところがトンブリという話になる。一説にはこのトンブリから丼(どんぶり)と名前がついたという、バンコクから一番身近な田舎トンブリ紀行は、しかし、またの機会に。不肖、名誉の疲労、戦線離脱であります。夜は情報収集を兼ねてお邪魔する約束があるので、静養しましょう。
  タマ大正門、タマ大バーミナーム、非タマ大トンブリ民家(しかしてその実態は?)。