戻る、最悪の季節のなかへ
(どこからか拾ってきた写真で、北海道ではない。ロシアだったような記憶がある)
函館から戻ってきた。割合気温は低いと思うが、湿度が高い。クーラーの生活に戻った。
今年はブラキストン・ライン以北の夏のよさというのをまざまざと味わった。そもそも相当日焼けしたのだが、夏が終わるのが惜しいという気持ちの中で外を歩くわけで、本州で日焼けするのとは全然意味合いが違う。ボードレールの夏なのである。
でも暑さも終わったのだろうか。さほどでもない。帰省する前にはTシャツなんか着れないくらい暑かったが、いまではちょうどいい。二枚重ねて羽織っていた布団は、さすがにこちらではいらないが、その分、眠りは浅かろう。
窓から流れる涼風のなかできちんと眠っていた眠りを取り戻すことはできないが、それにしても、やはり確実に晩夏なのだという感じ。でも九州はとんでもない豪雨だ。
東南アジアの一角となった日本に戻ったんだなあ。