panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

イポーを経て、ペナン島到着

  昨夜はホテルのネット自体が故障して、アップできなかった。昨日、KLから着いたのはイポーという街である。既に書いたものを以下にアップするが、ともあれ、今朝も10時半のバスに乗り、ペナンにやってきた。ホテルはまた故障とかで、そばの安いゲストハウスのネットカフェみたいなところで打っている。こんなことじゃ、GHでよかったんじゃね。でもペナン一の目抜き道路に面して10階からの景色はなかなかいい。昨日のイポーという街の哀愁のかけらもなく、ペナンは楽園的解放感を漂わせている。となりのインド料理屋も旨い。初のインド料理だが、これはこれは。これだけ東京で食べたらというくらいであった。あ、食い物の話は下品だ。が、毎回でね?。浅く反省。
 では昨日ワードで書いたものを。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
微笑王国マレーシア、イポーにて
  結局、イポーを選んだ。バスは途中まで同じ高速を走って、そのまま行くとイポーになり、右にずれるとキャメロンだ。理由は単純にして、やや貧乏臭い。マレーシアは気に入ったわけで、またいつか来るだろう。そのときあらゆる主要な場所に既に行っていたんでは、初体験の楽しみがない。そこでキャメロンハイランドはそのときのためにとっておきということにし、今回は、マレーシア第3の都市イポー(Ipoh)という変な名前の街にやってきたというわけ。キャメロンはシルク王ジム・トンプソンが失踪した街。愛好者がいるはずだ。ふふふ。一人は知ってる。
  イポーはペナンへの途上にあり、錫(スズ)の産出で大きくなった歴史的な鉱山都市。やはり華人が多いが、インド人もちらほら以上にいる。昼は遅かったので、軽いが、たいへんうまい中華麺。それに米粉で作った白い甘い飲み物。これもおいしい。中華様様なのである。イタリアンはここではダメそうなので、中華でしょう。じゃね?
  ところがホテルが、ネットの故障で使えないことがさっきわかった。イポーの代表的なホテルなんだがなあ。値段はマラッカと同じ。だから今、ワードで書いて、明日ペナンでアップする予定。
  今日も11階。でもこの国はイギリス式で、1階はグラウンド・フロアだから、KLのホテル同様、実質12階である。人口50万とは思えない小さい中心部が一望できる。遠くの山々は、インドシナ半島全体が石灰岩質であることを教えてくれる。クラビやラオスのように奇妙な形の山ばかりだ。面白い。しかも中国式に、岩山の下には、お寺が多数作られていて、遠くから見ると、岩のある盆栽に陶器の置物を置いたように見える。アジア版静物画かのようである。
  最盛期を終えた悲しみが感じられるが、夕暮れにはキンタ川沿いに、例によってオープンエアな雑駁なカフェ------とこちらではいっている-----がたくさんオープンし、夜こそ南国の華であることがわかる。
  街を歩いて驚いたが、ほんとに目を合わせると、どんな人も、にこっとしてくれる。10人中10人がそうだ。こっちがためしに、暗い路地の変なおっちゃんに目を向けると、そのおっちゃんもにっこりする。信じられない思いで、ますます目を合わせようとする我輩。馬鹿でね?。でもイスラムの教えにあるんだろうなあ。目には目をか。って間違ってるだろが?。しかし1400年も前にこんなことをしゃべってたんだろうかね、マホメットは。人を見たら微笑めと。マレー人というのは地味な民族だが、ほんとに驚くほど親切だ。・・・バスターミナルの人々は別だが。親切を越して押しつけがましい。たまりませんよ。