panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

シンガポールで死にそうになった暑さ


  家人2(女)はシンガポールで水を買いそこねた。自販機を探したがなくて(あるとは思えない)、延々と歩き、もう次の瞬間死ぬというところで喫茶店のようなところを見つけて、難を逃れたという。写真は実物を使うとさしつかえがあるので、伊勢のおかげ横丁にあった、家人2によく似た像。しぐさも似ている気がする。
  今日は我輩もちょっとした峠越えをしていて苦しい思いをした。首都圏のこの暑さは何だ。九月とは思えない。でも毎年九月はこうだ。苦しい。シンガポールは赤道直下だが、香港はもっと上のほうだし、港町であるぶん東京よりはましであることを期待したい。
  というわけで、前泊のホテルを予約した。大手は古いせいか安い。カプセルホテルが5千円なのにホテル日航成田は七〇〇〇円だ。どういうことなのか。いまや中距離だとレガシー・キャリアのほうがLCCより安いのと似た現象だろうか。ということで日航にした。
  一昨年、孤独なピザを味わったのはANAのホテルだったから、こっちにしてみただけだが、孤独は癒せないとしても、食事はまともであってほしい。でももうわかったから、どっかで弁当買ってロシア式に室内で食べるのかもしれない。いずれにしても寂しい日曜の夜になるのだろうか。家人3(男)の誕生日なのだがなあ。
  仕事だから仕方ないが、研修先でも心配はつきないわけで(ジカ熱だってきっとあるに違いない。朝方香港市街で清掃車が散布している大量の白い水溶液の薬品をみれば、熱帯の怖さが身に沁みる)、来年からは我輩の希望通り、国内の東京的ライフスタイルを相対化するような地方への旅にしてほしいのだがなあ。