panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

パンダホテル香港


  腹ごなしも終えた夕方、例の香港警察映画で香港をみたのでパンダホテルを思いだした。都合二度しか行ったことのない香港で二度目のホテルがパンダホテル。普通絶対忘れない名前のホテルだし、地図で検討をつけたところにご立派にあった。一発検索的に発見。地下鉄の最終駅かその一つ前くらいの北にあったのである。
  でもそのホテルか近辺で食べた朝粥がこれまでのベストなのである。ま、朝粥愛好家ではないので、たくさん食べたわけではないのだが、いまでも鮮明に記憶に残っている。また行くことがあれば、わざわざ行って食べてこようと思う。比較の意味とセンチメンタルジャーニーとして。
  多元的人生を送る我輩としてはたんに映画をみているだけでは退屈するので、居間でかたわらのアイパッドで確認してみたが、香港は高い。ホテル代。基準点としてシャングリラホテルを調べると、ま、絶対我輩には無理な値段だ。ペニンシュラなんかはもう論外だ。インターコンチが対岸を見渡すレストランのあったところだろうか。勿論無理。YMCAだって香港は高い。
  でもシャングリラで抜群にお高いのはいうまでもなく東京。東京の高級ホテルは部屋代なのだろうか。一人分いくらなんだろうか。まったく嫌になるくらい高い。でも海外からアクセスすると安くバーゲンされているのだろう。まったくもって。
  ともあれパンダホテルの周辺は、香港観光的には辺境なのだが、結構思い出深い。庶民の生活の匂いがいいわけで。勿論東南アジアの匂いは臭いであって、よくはないが、公文をここでみつけて香港人と公文というテーマにくらくらしたものであった。でもやはり香港だからシンガポールだから公文なのである。いまならはっきりすっきり理解できるが、当時はまだ目が曇っていた。・・・
  ともあれやはり大人数で行くのもいいものなのであった。一人ならこういうところに宿をとることはない。もう少しましなところにするはず。・・・部屋に窓があったかどうかは覚えていない。部屋に窓があると思う方がどうかしている。君い、ホテルに窓がなくてもホテルなんだよ。って誰に云ってるのか。(パンダホテルの最低宿代は今日は8000円ほど)
  腹ごなしも終えたと思ったら、夕食の時間ではないか。不条理というより、太りますねえ。独り暮らしは。韻を踏んだだけだが、これでいいんだろうか。