panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

人間の変遷

f:id:panacho:20190914163959j:plain


f:id:panacho:20190914164005j:plain

 赤い鳥から分派した紙ふうせん。もう一つの分派がハイファイセット

 ポキはハイファイセットの世代で、一つ前の赤い鳥(大正時代?の雑誌赤い鳥からとった名前というのが時代を感じさせる)については、ちょっと上のお兄さんお姉さん世代のもので、親の世代の三橋美智也田端義夫などのほうが、親から教わるので、むしろ親近感がある。

 おとなしい長男として生まれると、ちょっと上の世代の親戚がそばにいない限り、情報が実は入りにくい。ということで思わず盲点となる。逆にちょっと上の世代のアイドルでも大衆的な歌手だと、舟木一夫のように、ポキの周辺の親戚から学んだものである。うーん、学歴が高い方でないと、赤い鳥は聴かなかったからなあ。

 さてそういうことであまりよく知らなかったが歌は有名だから、皆さん知っているだろう。その紙ふうせん。たまに大阪系のテレビに出てくる下のほうの普通(以下?)のおじさんが実は上の細長い顔をした青年の後年の姿なのである。

 実に驚くべきではないか。下は下世話なオヤジにみえるが、上はきどった青年にみえる。歳月は同じ人物をこうも、つまり面長から丸顔へ変化するほど、変えてしまうのである。

 昨夜、リフォームがはじまって初めて外出し、大学のゼミ以来初めて会う同級生を迎えて三人で、横浜の野辺じゃなくて(それでは葬式だ)、野毛で会った。もともと体格がよかったが、ますますよくなり、かつ膀胱がんなどを患って、腰痛持ちであったりして、そういえばポキも回復中の腰痛であり、と30年以上会っていなかった人物を囲んで、いろいろ考えるところがあった。10年以上アメリカにいてアメリカで亡くなるつもりだったようだが、日本経済の悪化に伴ってもどっきていまは休職中。

 ということで、英語研究会の雄も、紙ふうせんとなりにけり。ま、ポキは紙ふうせんどころか、風前の灯火(もとしび)ではあるが。