panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

同じところに帰着してしまう

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 朝から来て、文明とコミュニティ、文明と環境、文明と人口といった本を精読している。文明関係を扱った湯浅赳男は来年は90歳。生存しているものと思われるが、わからない。結局、彼の奥深い教養が形になった本はまことにおもしろいので、再読である。古い本もたまに読んでいるわけである。春休みだし(といってもこの期間は非常に短い)、いいではないかという気持ち。

 彼の帰着した一人はカール・ポランニーである。その関係でロバート・オーウェンも出てくるが、最近読むものでポランニーに思想的にたどりつく人が結構いて、結局ポキもそうなっているのだろう、だからよく遭遇するのかと思う。青い鳥ポランニーは50年も前に死んでいるが、なんということであろうか。

 同時に職場の自室の整理を行う。大体毎回行っているが、捨てるものがないくらいには整理された。ただし外からはわからないだろうが。こうして毎回毎回、ものを動かし整理するということは、落ち着いた形でものがあったためしがないということでもある。ま、そういう一生だったということであろうか。

 午後は晴れてきた。スープを飲んで、胃を温めたところである。なお、この写真集は若干不満だった。左翼的写真集というような造語が浮かんだ。勘どころが違うという感じ。