panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

祭りの後


  土曜日、東京では桜が満開の日。横浜ではまだ満開ではなかったなか、結婚式があった。誤解のないようにいえば、ポキの結婚式ではない。一年前に結婚して一年後に式をあげる家人3らの結婚式である。
  100名に満たない結婚式ながら、かつこちらの親族は総勢5名という少数ではあったが、盛大にもりあがり、気持ちのいい式だった。全員がほんとにあたたかい言葉をかけてくれるのだが、うーん、えらい。どう思っていようが、花見の予定をキャンセルして出てきた不承不承の人々もいたろうが、そういう姿は微塵もみせず、大団円をむかえた。
  その結果、最後のご挨拶(新郎新婦側が全員立って、お送りするというやつ)では30分以上かかり、従業員に疲労の色もみえた。意外とそういう細かいことには気がつく(いいかえると、細部の巨匠である)ポキはさっさと帰宅してほしいのだが、親愛の交歓は長い行列を従えて、えんえんと続いた。
  さてそういうことは書き出すと、長くなるので、やめておこう。新郎側を代表するポキのお言葉は蛭子能収先生のお言葉を引用するものだった。そのために、結婚式挨拶集はほぼスルーしたが、4冊彼の本をじっくり読んで、引用する文章を決めた。結局、結構、含蓄深いのがみつかったが、実際は、競艇で負けたあとで読んだ一句みたいなのだが、文脈をはずすと、日々、ポキが云っていることと奇妙に符号するのである。ふふふ。
  知りたい人もいるかしら?書かないつもりだったのだが、こうである。長いと覚えられないので(参加者ではなく、ポキが)、短い。
  「負けても楽しい。そんな人生がいい」。
  では後ほど(チェンチッチのポルポラのオペラアリア。最初の曲が有名)。
  でも自分の、結婚式の概念が変わるようないい結婚式だったと思う。・・・ご苦労さま。