panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

日欧の共同体回復への運動と中国の醜悪な利己化・個人主義化の動きは機能的に等価である


  こんなのがあるのか。だったら買わないでこれで聴く人が出てくるのは仕方ない。しかしポキは買った。昨日届いた。なかに声楽の入っていないのが一枚あって、聴くと、とてもいい。
  とうとうヴィヴァ君の器楽曲すら評価できるようになったのだろうか。いずれにしても職場でも昨日、アーノンクールが昔演奏したヴィヴァ君の器楽曲に感心したのだが、ついにそっち方面も、バッハから離れていくのだろうか。
  ちなみに4枚組。格安で買えれば2000円と少しでこのアルバムは買える。重複したのが入っていたのだが、それを承知で買った。
  グローバル化(経済的自由主義)は社会を破壊する。その結果が第1次2次大戦だった。現在も同様でグローバル化がトランプ、メイ、ルペンを引き寄せた。19世紀後半から手放しでG化を煽ってきた歴史の反省を踏まえて、戦後の福祉国家ブレトン・ウッズ体制ができあがった。それを80年代以降捨てて、新自由主義に回帰した結果が今日の惨状である。反G化が生じるのは当然なのだ。
  日欧では社会的なものの回復を共同で実現しようとする流れがそれだし、中国人がかつても一度も社会的なものを経験しなかったが故に、飽くなき利己的な金銭崇拝、祖国遺棄的移住に走るということが同時に起こる。いずれも同じ反動(反作用)だということがいえる。
  あれ、ますます、中野剛志、柴山桂太、トッド、ポランニー、西部邁などと同じになってきたなあ。香港怪人、どうですか。貴君の後塵を拝しているという感じ?中野、柴山両氏の対談新書も出ましたが。この辺、私信。・・・私心はない。