panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

バッハを聴かない日々


  ファソリスのこのバッハを聴きながら、明日の準備。これまでバッハを聴かない日はなかったのに、ほとんど卒業したような状態になっている。バッハを卒業するなんて日が来るとは思わなかった。
  でもこの演奏は抜群で、先月か先々月のレコード芸術でも誰かが高く評価していた。ファソリスはヴィヴァ君以前にはこういうのを結構多くCDにしている。もっと古いところも録音しているが、ファソリス自身はオルガニストチェンバリストだったようである。ポキは指揮者としてのファソリスに心酔しているのだが。・・・ちなみにこのCDは安い。
  明日は高校生向けの簡単な話をするのだが、父兄同伴なので、実は大人向けに話を構成してある。10月中高年向けの外部講演の予行演習でもあるが、そっちは2時間だから、おのずと密度は異なり、同じ内容ながら同じとは思えないものになる。
  そして明日も狙いは父兄だ。高校生は今や段落すらつくれない。段落のない、要は間のない文章を読まされるのは地獄のような苦しみなのを、大半の人は知らない、、、。ふっ。
  ブランデンブルグの第4番。新旧。前者はカペラ・ガベッタ。ガベッタの妹が有名なチェリスト。後者は従来の代表的演奏。アバドが指揮、ミカラ・ペトリ(女)が縦笛を吹いている。一時代を画したデンマーク演奏家。・・・きっと前者をより愛好するだろう。時代は確実に進んでいるのである。ガベッタのこのテンポでリコーダーを演奏できるようになったんだなあ。長生きしてよかった。

  
  おまけのヴィヴァルディ。