panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ヴィヴィカ・ジュノー新作届く


  偶然、ジュノーの新作があることに気づく。アマゾンだと1,2か月かかるというたまにある訳のわからないことになっていたので、中古で日本にあるのをみて、これを注文する。せっかくの新作なのに、申し訳ないことをした、ジュノー!
  でも届いたのをみると、新品だった。いずれにしてもこの新作を一か月待つことはできないから、さっそく届いてありがたい。
  録音が、遠くに聞こえるような響きで、ジュノー自身も年齢があがったので、全体におとなしい。タイトルは、「ヴィヴァ君へのオマージュ」。問題はイタリア系の指揮者ではなく、演奏団体もウィーン・バッハ・コンソートというオーストリーの団体だということである。ヴィヴァ君をドイツ人たちに演奏させてどうする。
  ともあれ、背の高い教会の内部で演奏しているような感じなのだが、曲目も宗教曲が多い。だから全般に冷たい印象がある。ジュノー独自のあの狂熱にひきこまれるような感じはない。ま、それはそれでよいとしよう。
  8時近くまで会議をして疲れ切って帰宅した身には、なんといってもジュノーの新作というだけで盆と正月が来たようなものだからである。