panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

岩手県の大学一覧をみ、偏差値を眺めて、、、悲しくなる


  集中できないので本を読む。訳者が東北のほうの大学の出身者なので、岩手県の大学を調べてみる。訳者が勤めている盛岡大学って知らないもんだから。でも盛岡は岩手である。知らない人がいるかもしれないので。県庁所在地の名前である。でも盛岡大学は滝沢という町か市にあるのだが。
  岩手県には6つの大学がある。偏差値をみると、下からBF、35、37.5、45などである。それ自体悲しくなるが、そもそもBFって何だ?
  そんなところで、こんな反響用の、いや反教養の理論なんて本を訳しているかと思うと(ドイツ語圏の大学改革批判らしい。リースマンはオーストリーの学者)、もっと悲しくなる。というか号泣したくなる。
  万が一ではあったが、ポキもこの方面に放逐される可能性だってあったろう。亀井孝のような(一橋の)先生に「仕える」なんて、まったく不愉快だからである。ポキは何も国語学者ではないから、亀井先生に仕える必要はないが。でも学者の実力と大学の社会的評価の解離を知らない人びとにとっては、この偏差値の田舎の大学で自尊心をこの二人の訳者たちがいかに維持するかということはかなり激しく激務である、だろう。少なくとも軽務ではない。
  ということを考える、暑苦しい午後2時半。結局、この二人の写真すら確認してしまった。何だか恐怖を感じたもんで。人の一生はわからないもんだから。  
  ちなみに、訳者解説では第二段落の文章が2ページ近くつづく。改行のない2頁は結構つらい。たしかに教養も大事だが、普通への常識と配慮も必要ではないか。