panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ひとりの後に恩人かあ



  近所のスターバックスに偵察方々行ってみる。すぐつぶれるのではないかという危惧はやや消え、我々も屋外で珈琲を飲んで帰って来た。歩いて3分程度。マンションの構内から部屋まで3分。ま、適当な距離ではなかろうか。
  出身大学の先輩ということになるのか、この宗教学者の本はあまり好みではないが、一人になってこういう本を立て続けに出している。テレビの教育チャンネルでも一人暮らしの部屋が映し出され、なにか語っているのだが、もうお年であり、途中で録画したのを止めたはずで、云っていることの主眼は何か、皆目見当がつかない。
  この2冊、アマゾンでは賛否両論である。そもそも宗教学者は宗教を自身の経験としてつきつめているわけではなく、学者としての立場で論じているので、その人の生き方がこうやって前面に出てきたとき、果たしてそれが宗教の神髄に深く関係しているのかどうかは実は未知数なのだ。
  もっと安くなったら買うつもりだが、ひとりになって恩人を思うというのはどういうことであろうか。ひとりの思想を支える恩人なのか。それともただ世過ぎ身過ぎにありがたかった恩人たちなのだろうか。こんな世俗的関心からも入手したいと思うが、正規の値段で買うほど、ポキも孤独ではないし、アホでもない。パーでもないし、パッともしない。そんな曖昧な日本のポキである。・・・・しかしこの本歌取りがわかるのだろうかとふと思う。