panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ミサイル、渡島半島を横切る


  朝、起きて居間にいるとき、Jアラートがなったという知らせがテレビで流れて、北朝鮮のミサイル発射を知った。渡島(おしま)半島というのは、北海道の南の突き出た半島で、要はポキの故郷である。ミサイルはそこを通って太平洋に飛んで行った。
  早速、母(ただし実母。敬慕しているが、継母はいない)に電話して、ひろーい庭の片隅にミサイルの破片でも落ちていないか、確認した。調べもせず、老いぼれた母は、落ちていないというのだが、あやしい。破片一片で何万円かするのではないか。マニアにヤフオクで売れたのに。買うばかりのヤフオクに一矢むくいたい。?
  ということで、どうしようもないが、国際政治は、国内的な所有権が既得権の制度化であるのと同じで(と自分勝手に思うのだが)、既得権をもつものが勝つ。既得権とは要は既成事実のことで、法学でいう事実の規範力のようなものではないか。とすれば、戦争をもうしないというのなら(日韓米が)、北の核保有を認めることになるのではないか。
  韓国はいつか自分たちが主導して統一するというリベラルな幻想に浸っているので、その際には北の核を我が物にできると思っているだろう。とすれば、北の脅威は自分たちの利益ともなるので、戦争はしない。でもその際は、つまり将来の朝鮮統一時には、中米が正面から対立することになって、やはり小規模な戦争になるのではないか。
  なら現時点で戦争をするということも選択肢に入るのではないか。
  イスラム国が裏切り者を処刑する写真。まことに地獄である。

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   ヴィヴァ君とヘンデルのCDが届き、入院の憂さを晴らしているが、やはりヴィヴァ君は天才である。独特の心を締めつけるような旋律がところどころに挟まっていて、その刹那がゆっくりした旋律であってもヘンデルの匹敵するところではない。