panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ヘンデルを愛そう


  ヒステリックな女性政治家の自民党離党が今日の話題だったが、ベテラン議員がぽつりといっていたように、女だから注目を集めただけで(この野郎!とかいう高学歴女性がいるとは、しかし意外だったが)、男の議員ならそういうのはいっぱいいる。いっぱいの定義が複雑だが、少なくないと思う。一応、みなさんに注意喚起しておきたい。あれはありふれた政治家の例なのである。政治家というのは一種の野獣だから(孤独な政治家トランプ先生をみよ)、野獣に平均的市民の倫理や論理を求めてもはじまらない。これがポキの主張である。
  今日は仕事でルトワクの「戦争にチャンスを与えよ」を若人たちと読んだ。国連の介入や難民支援が、本来平和をもたらすはずの戦争の全面的な展開を阻止するために、結局平和はいつまでたってもこない。こんなに努力しているのになぜ平和にならないかではなく、努力して援助したり半端に介入するから戦争の平和創出機能が阻害されるのだ。
  こういう議論はまことに社会科学的であるが、通常は極右ということになるのだろうか。阿呆らしい。戦争がはじまったら徹底的にやらなければならない。そうしないと最終的な平和はこない。これが歴史の教訓である。
  ということを考えるよりも、とうとうヘンデルのオペラを調べだした。相当数あり、自分でももっているつもりだったが、3分の1もない。うーん。恐るべし。
  全体の楽曲数(オペラ以外の)も圧倒的だし、ヘンデル嫌いだとかばかり云ってないで、少し真剣に聴くことにしたのである。神のごときヴィヴァ君は別格なのだから、凡夫ヘンデルにも温かい目を注ごう。
  と決意した。