panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

大恐慌前夜


Brahms, Piano Trio in B Major, op 8 - Istomin-Stern-Rose

  昨日の緊急事態の延長については、国際政治の篠田先生は肯定的な評価を与えている。「平和構築」を専門にする国際政治学者  西浦モデルとの決別が示されたということで。つまり、終息ではなく、えんえんとコロナと共存していくということである。この一点をめぐって評価を与えている。テレビを見る限り他の論者たちは、大半は、否定的ではないが、不十分という評価らしい。

  さっぱりどう判断していいのかわからないが、市中感染とクラスター感染を区別して、後者に特化した専門家的戦略というのがどうなるのか、経済とのからみで評価が分かれるのだろうが、さすがの定期的な給与被支給者であり経済的には何らの痛みも感じられない我輩(だからといっ公務員ではない)としても、この大恐慌前夜の暗闇をどうしたら最小限の被害で防ぐのかということについて自分なりに考えざるを得ない。

  薬がないとしても死者の数は少ないし、大体老人が亡くなるのだから、冷徹に、経済を再開したらどうだろうか。80台前半で亡くなると、かわいそうなことをしたとかいう今日の感覚はそもそも異常である。しかも、人一人の命は地球より重い、という我々が小学校のとき教わったような論説がいまでもあふれている。じゃ、我々の体重計って何なのよ。メタボ検診って、やっぱ地球よりあなたはあまりに重いよ、ということで診断されてるのか。地球より60キロ重いということなのか、我輩の体重は?

  こんな気分のときにはブラームス。ではまた。・・・最近またブログによく書くようになったが、不調なんだなあ。