panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

花粉症なのか、風邪なのか


  間があいたが、もう今日から本格的な仕事の開始である。ただし我輩の担当は明後日から。でも明日も別のことで出勤である。体調もいまいちなのだが。
  喉のへんがモモッとした感じがするのだが、これは何?花粉症か風邪か区別がつかない。でも不愉快な喉である。もしかして、つんく化しつつあるのではないかという疑いもあるが、まだ声は出る。出るには出るが、声の活躍する舞台はいまのところない。今日も一日、無言で過ごした。無言だから果たして声がほんとにまだ出るのかは不明。いまそのことに気づいた。・・・でも一人でアーーアーーとかいうのも何だしなあ。
  セルジオ・レオーネには作品が6つしかない。そのうち一つを除いて見て記憶もある。一つは見たように思うが、記憶がない。ともあれいっぱいあるようにみえて、わずか6本60歳で亡くなった。今日はたまたまNHKBS3でやっていたので、西部劇の傑作とされる『ウェスタン』をまた見た。何度も見ているのだが、なぜこれが西部劇の挽歌として高い評価を受けるのかと思ってじっくりみた。というかじっくり見ないといけないのである。2時間45分近くある。しかものろいのろい。呪いたくなるほど、のろい。
  続夕陽のガンマンが実は一番の傑作とされているのだが(続とあるので、ごまかされた感じもあるが、前にとりあげているはず)、『善人、悪人、醜男』が原題。善人がイーストウッド、悪人がリー・ヴァン・クリーフ(我輩が中学のころより愛好している俳優)、醜男がイーライ・ウォーラック。このブログではウォーラックが亡くなったときにオマージュしていたわけである。
  でもレオーネが果たして大監督なのか。よくわからない。このウェスタンという映画自体は我輩の絵の先生が昔から大絶賛していたのだが、何度みてもよくわからない。ヘンリー・フォンダクラウディア・カルディナーレもいま一つ我輩のお気に入りではない。主演はブロンソンで、最後に亡くなるジェイソン・ロバーズは代表的なアメリカ俳優的いい顔なのだが、こののんびり画面とクローズアップとスローモーション(どれもレオーネ的なわけだ)、さらには中学からの友人エンニオ・モリコーネの変に叙情的な音楽のどれをとってもわざとらしく、しかもブロンソンの荒れた顔が大写しされると明らかに唇に口紅がぬられているように思える。気持ち悪いが、さらに彼が変ににっこり風表情をしているのも気に食わない。もっと自然体のブロンソンでいいのではないかと。
  ということで、続夕陽のガンマンウェスタンも、つまりレオーネの二大傑作を、いまだに消化しきれない我輩なのである。未熟なのであろうか。ま、それはそうだが、、、、。