panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

名曲と名ゼリフと名標語


Galuppi L'Olimpiade 1

 表題だけ書いて散歩に出たので、書くことを忘れてしまった。

 話代わって、ガルッピ。ガルッピはかなり早くからわき役になってしまったが、とてもいい作曲家の一人である。その本領はこのオリンピアーデでもいかんなく発揮されている。1時間10分くらいから始まるデュエットも、途中で浪花節のようなフレーズが印象的である。チェンバロ(またそれをピアノで演奏したもの)もいい曲がたくさんある。居間ではオルガン曲二枚組を聴いているところである。

 このように大作曲家史観というかドイツ音楽史観というか器楽的純粋音楽史観というか、そんなドイツ偏向的な音楽史からは路傍の花となるイタリアの、バロックの、とくにオペラ作曲家の発掘がもっと進めばなあ。。この曲も、これがそのままDVDになっているだけで、CDは発売されていない(廃盤になったのかもしれないが)。映像よりCDが希望である。

 イタリア音楽が、18世紀も19世紀前半も、ヨーロッパ音楽史の本流であったということを、日本の学者たちにもっと認めてほしい。そのためにもイタリア語にもっとなじんでほしい。