panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

雨の金曜日


  今日までに提出の購入図書のためきたが、雨である。雨でも車で濡れないから文句を云うわけではないが、雨の中を歩く人を思うというドーナル・トランプのような心の広さがポキにはあるのである。
  メールで指摘を受けて、安倍首相はトランプの名代と会っていたことがわかった。新聞に出ていたようである。ま、当然である。一応訂正。外務省の名誉のため。
  しかし日本の知米派知識人の総崩れにはあきれた。世界的なエリートの劣化というのは知識人も含むのであって、実はアメリカ研究者の数がずっと足りないというのは社会科学の常識である。とくに今回必要とされるような分野の学者がいない。
  アメリカに興味をいだく日本人が実は少ないということなのだ。総崩れというより、アメリカに魅力がないのではなかろうか。という気持ちで職場なり。
  なお、とうとう最後のガルッピ。18世紀を80年生きたイタリア有数の当時の作曲家であるので、オペラ作品が大半で鍵盤や弦楽は少ない。これはウプサラ大学(スウェーデン)に残された楽譜をもとにした日本人演奏家のもの。したがって日本版。日本版は高い。一枚で3000円もする。これは40年前のレコードの値段だ。だからいまでは高くないともいえるが、比較的には高い。しかし当時レコードは高価だった。レコードは金持ちのシンボルだったのである。隔世の感がある。
  いまではポキでも買えるのだ。でもこれでガルッピは最後。しばらくは静観である。精悍ではない。ポキはラグビー選手ではない。