panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

大山詣でを敢行する

f:id:panacho:20190902085612j:plain

www.bing.com

 急に家人1が思い立って、伊勢原市にある大山阿夫利神社詣でを行った。思いついて出発まで20分。いかに沈滞した気分であったかがこれでもわかる。

 ところで、考えるまでもなく、一回乗り換えすればそこは伊勢原という近距離にポキは住んでいるので、なぜこれほど長いこと、詣でなかったかということこそ、一つの問題になるような観光地なのである。うん。 

 駅前からバスが出ているのですこぶる楽。そして車で来なかったことを天に感謝した。バス道路がとくにそのようだが、二台すれ違えない道がうねうね続くのである。参道ともいえるだろう。これでは昔の人は一泊したはずである。神社の足元は宿坊だらけだ。

 ミシュラン2つ星らしく、阿夫利神社下社からみる一帯の眺めは、絶景である。清潔な珈琲ショップが併設されていて、そこから眺めると、ひときわそう思う。

 しかも昨日は9月の始まりの日である。秋になったんだなあ。感慨にもふける。帰ってきて夜、ベトナムから腰痛を心配するありがたいラインをもらったのだが、ベトナムにも香港にも秋は来ない。日本にだけ秋はある(中国韓国には冬しかない)。

 そんな貴重な感慨をもって、帰りの長い石段を下ると、やはりそこは夏だった。Tシャツを着ていったのだが、それが間違いだったかもしれない。日本の夏にTシャツは無理なんだから。

 帰りの電車は小田急伊勢原なのだが、この町が思った以上に悲しい地方都市だということに衝撃を受けた。ということも付け加えよう。