panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

長い一週間が終る


  届かないCDがいくつかあり、忘れないうちに届いてほしいと願うなか、すぐ来るものもあり、フランコ・ファジョーリのポルポーラを歌ったこれがかなりのものである。
  ヴィヴァ君は最高峰だが、グラウンやカルダーラやハッセなども細かくフィーチャーされるようになってきた。ポルポーラは昔からいいかと思っていたが、実際にはいいものはそれほどない、という印象があったので、このCDはうれしい。
  ジャルスキーとチェンチッチとくらべて、ファジョーリがなんだか一番好きな感じがする。声の柔らかさが繊細で、その点で二人にまさるようにみえるのかもしれない。選曲もよく、いいCDが多い。
  ポキの人前にでる仕事は木曜日でおしまい。だからある種の安堵感はあるが、思えばもう明日は金曜日だし、すぐ来週になる。この繰返しで、そして徐々に暑くなって、いやな梅雨がやってくる。何だかアホらしく月日はすぎていき、しまいに気づくと息も止まっているということになる。というか気づくわけはないか。息が止まっているわけで。
  どうあがいても月日はたつので、これがだんだん負担になる。止めようがない。ゲーテよろしく、時間よ止まれと叫びだしそうだが、手塚オサムの少年探偵は昔、時間を止めた。どうやったんだっけなあ。