panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

湿気がすごいのだが


  湿度のせいで風呂につかっているような東京である。苦しいが、大半室内にいるので。でもいろいろと官僚制の落とし穴があって、提出物の求めに応じてあっちこっち行ったり来たり。うーん。その間、廊下にまで冷房はきいていないので、自分が蒸し風呂そのものに化す。
  さてでも老化のせいか苦しくない。というより、もうこの苦しさを味あうのも、長くないと思うと、俄然突然急激に、東京の梅雨も耐えられるものになる。なんということであろうか。心頭滅却しなくても火もまたずうずうしい。じゃなかった?
  9階はうちでは司令塔になっている。指令する人間の質は別にして、指令はここからくる。今日は香港のホテル名を知らせよということで指令を受け、我輩はとうぜん若人に指令を与えて(抑圧の移譲と丸山真男先生は呼んだ)、ホテル名を聞き出した。で、これ?
  短期北朝鮮テポドン的滞在にもかかわらず、かつ北海道に夏に帰ってホテルに泊まってもこれ以上はするというほどの値段なのに、4つ星ではないか。5つ星と記載しているところもある。うーん。新高輪プリンスに泊まっている中国人のような魔術なのだろう。
  これは香港島にある。香港島に泊まるのは初めてである。いつも本土側だったから。九龍?地区のホテルならまだしも、地下鉄の終点か一つ前のパンダホテルってこともあった。今回も候補にあがって、久しぶりに思い出したのであった。パンダホテル健在なり。その付近に公文の塾があって、日本式学習術の普及に暗い気分になったものだったっけ。
  というわけで、ホンコンのほうが今日のトウキョウよりましだぜ。どんなに老化して体感が落ちても、認識はまだ正確なのである。
  写真のあっちにみえるのが本土側。ペニンシュラホテルやYMCAはそっちにある。