panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

少年老い易く、、、


  金曜日の夜。ケンプのシューマンのピアコンを聴きながら。ヨーゼフ・クリップス指揮。1953年の録音。60年以上前の録音なのか。悪くないのではないか。
  うーん。この曲は学生時代むやみによく聴き、その後たまにしか聴かないが、我輩の試聴もかつてとは違う。時の移ろいを思う。
  加山雄三のファミリー・ヒストリーをみると(前のはなしだが)、大変なご立派な家系である。岩倉具視が母方のほうでつながるわけだし。士族と華族の血なのね。大泉洋としての我輩はただただ仰ぎ見るだけであります。
  加山雄三のファミリーみたいに若大将シリーズに出ていた常連の江口役の俳優、江原達怡氏の昔と今の写真。我輩は子供であったわけだが、この江口役が好きだった。軽みがある役者だった。加山先生と同じ慶應の学生だったようだが。学生時代からつきあいがあったようなのだが、考えてみれば、慶應が何か威張っていた時代である。不愉快を通りこして呵々哄笑。
  自分も結構知らぬ間に慶應ボーイのファンだったとは。ふふふ。しかしちょっち変わってしまった。今見ても同一人物とは思えない。実業家になったからだろうか。長野在住のようだが。
  細面の軽快で、動員されることなき人物のようであった、映画では。江原達怡の読み方がいつも思いだせない。というか回りに誰も彼のファンがいないようだったので、誰とも彼についてしゃべったことがない。由紀さおりも同様だが。・・・なぜいつも我輩の気に入るものを人はそれほど気に入らないのだろうか。我輩は動員が気に入らないのに、大半の人は動員されたがるというのと同じか。実に、、、、愉快である。