panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

北海道は秋深し、、、であった。


  もう帰ってきた。エアコンなんかの心配をしたのが間違いだった。暖房が必要だった。着いた翌日一番にしたことは、ユニクロに長袖長ズボンの衣類を買いに行くことだった。お盆過ぎの北海道がこれほど寒いとは想像もしていなかった。
  帰京すると、こちらも秋風が吹くような感じであるが、寝るときに上に2枚ほど寝具をかけて寝る必要はない。クーラーもガンガンかけているわけであるから、北の大地が同じ日本とは思えない。ま、違う日本と思えば認知的不協和をきたすわけではない。そもそも住んでいる種族も異質だ。母をみると、汗をかいて、「暑いべぇ」とか云っていたりするから、ガクッとくる。道産子、おそるべし。
  ということで公式には涼しく、非公式には孤独を感じるほど不公平に寒かったという天候のなかをなにがしか挙行して帰宅した。挙行目的は墓参りであったが、天候が天候なので誰も行く気にならず、今回はキャリーオーバーということで済ませてきた。
  珍しく家族中で帰るという一大北帰行であったので、函館についてはよく知らない家人たちおよび我輩を(いつものように)おもんばかって、いろいろ名所というか(廉価で)美味いところやおしゃれな喫茶店、ついでに若人のヒーロー大泉洋先生も来たというのでラッキーピエロや、彼が北米探検で紹介して知ったというスープカレーなんかの店に行ってみた。
  ついでに高めの寿司屋から出前もとったが、押し問答の末、実母が支払ったのだが(残念)、あれも我輩の出費なら、うーん、レンタカー代が二倍になったということになるわけで、、、ふふふふふふふふ、間一髪であった。正義は勝つ。
  しかし特上の上に何段階もあり、特上の一つ上で5000円という値段は、過疎化の進む限界集落函館では、ほとんどカジノ資本主義というかパーリア資本主義的な暴利むさぼりではないか。当然特上で押さえたが、うーん、どこかに金持ちがいるのである。函館には。
  総じていえば、いやにたくさん喫茶店がある(増えた?)気がするし、食べ物屋もかなり多い。いまいる横浜でラーメン一つとってもどこ行くか毎回悩む身にしてみれば、かなりなグルメ天国ではないか。そもそも都市の構成が空間的に余裕をもっている街なので、これまであまり気づかなかったが、いろいろありすぎて珈琲を飲みに行く場所を選ぶのに苦労したくらいである。
  ともあれ前半は天候は悪く、最終日も雨だった。漁り火館という旅館の前から東方面(戸井)をながめたのが写真である。寒々しぃ!!!
  修道院にも久しぶりに行ってきた。・・・柵を超えようとしている人がいるが、ここは女子修道院である。

  日和茶房という函館山麓の喫茶店が歴史的建造物を利用して見事であった。プレーリーハウスという建造物らしい。写真は人のもの。

(http://gipsypapa.exblog.jp/21630105/)
  夕食前のゲームを家人たちがしているのをみながら、家の前のポプラをみると、雲は完全に秋であった。