panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

復活するが、飽きたともいえる東京スタイル


  ジャン・マリー・ルクレールをロンドン・バロックというグループが演奏するCDを一日中聴いていて、思い立ってチェックするとやはりユーチューブにはあるわけである。おそるべし。
  それで初めて眺めるロンドン・バロック。この演奏曲なんかはかなり有名な曲だと思うのであるが(確信はない)、嫌に下手ではないか。バイオリンがこんなに不器用に弾いているのは意外だった。イギリスの女流らしいわけであるが、音もいま一つである。でももっているCDでルクレールらしいと思うのはロンドン・バロックの演奏が随一で、もう新品は売っていないし(HMVでは)、中古をアマゾンで購入したりしているわけなのである。
  古楽関係の演奏団体は山のように出てきていて、ロンドン・バロックのようなもう古い団体は消えていくだけなのだろうか。ヘンデル関係のがまだ多数売ってはいるが、小保方ヘンデルにはさしあたり興味はない。ただバッハのトリオソナタを演奏しているようで(つまりオルガンのトリオソナタ6曲を編曲して弦楽合奏しているわけである。ホリガーのはオーボエを入れた合奏だし、ニコレはフルートを入れた合奏)、現在、これを買うか検討中なわけだが、それにしてもこの演奏を「見る」限りは、ちょっと躊躇してしまう。
  見るからに下手そうなんだもんね。・・・でもこの技術的な一テンポ遅れみたいな引きずり感がルクレールの典雅さを引き出しているともいえる。
  というわけでまた東京=首都圏的生活スタイルに素早く復帰している我輩ではあるが、何だかもう飽きたという感じが強まる。マンションで下まで降りる生活でなくて、思い立ったら玄関から車に乗るという辺境スタイルにちょっちなじんでしまったからであろうか。
  それにしても新しいコメントをくれた穏健なN派とは誰だろう?穏健?・・・剣呑(けんのん)な言葉ではないか。そうすれば過激な人間の顔が逆に浮かんでくるのだが、最近の我輩のアルコール飽きた症に気づいていないようだから、その点でも絞られるか。うーん。おんけんには同義語がないので、もうこれ以上は展開できない。では。