panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

依然、自粛中の日々


Giovanni Stefano Carbonelli - Sonates pour violin & basse continue - Hélène Schmitt


Giovanni Benedetto Platti Oboe Sonatas - Venetian Baroque Classical Music Master

  カルボネリという作曲家は知らなかった。最初の曲の第2曲目から俄然よくなる。ヨーロッパが子の時代に感情と感覚を近代化したといことがよくわかる。プラッティのほうは生年を1世紀間違えていて、バッハよりも後の人だった。完全に前古典派の時代。バッハの前にこんな音楽が書かれるわけはなかった。慌てて、とてつもない作曲家を(自分のなかで)発見したと思ってしまった。時代ごとに発展がはっきりわかるという意味では音楽と車の形は並行的である。

  自粛も飽き飽きしてきて、散歩に出ると、車も人も多い。昨日は驚いた。当方の解禁はいつになるのだろうか。遠隔的に複数の若人と連絡しあい、顔出ししているのだが、これが結構気を遣うし、異常に疲れを感じる。だからといって夕方、眠りにつけるわけでもない。達成感は少ないし、効果の疑念も高まり、結果的に夜は寝付けない。

  なお、とうとうAmazonプライムビデオで「ラリーのミッドライフ・クライシス」全8シーズン計80話の視聴が終わった。LAとNYを舞台にしたシチュエーションコメディ。ユダヤ人大金持ち脚本家の一言も二言も多い日常を描き、伏線の貼られた落ちが非常にスタイリッシュである。アメリカでは人気のようだが、我輩は、アメリカ人の金持ちたちが住む家とか、映画テレビ関係者の日常の姿を垣間見る点でも興味深かった。金はないが、暇のある方は一聴を勧める。最初はなんてことはないが、だんだんはまる。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B078N8W5NR/ref=atv_dp_season_select_s1