panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

課金して見るAmazonプライムビデオ

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  土曜日。曇り。もう5時になるが、一度も自宅を出ず、とうとうAmazonプライムビデオで課金して映画をみる。これが金銭的痛みを伴う初めてのAmazonプライムビデオ。ケチで有名なもんで、という言い方があるが、とくに有名でもないので、正確には、ケチで無名なもんで、ということになるが、そう書けば、ケチな上に無名な人物だという二重の真実がわかってしまう。ケチで有名という言い方だと、ただケチという真実が暴露されるだけなのに、ケチで無名だとそうはならない。ふふふ。・・・俺様って暇なんだな、今は。そして今日も。昨日も。もしかして明日も?大阪の基準からいえば、もう少しで解除が期待されるが。とうとうIMFも経済回復を云い始めてもいるし。
  さて暇ついでに書けば、見た映画は、アガサ・クリスティーの『ねじれた家』。映画としては余計な場面が多くて緊張感を欠いているのでは?映画館見に行かなくてよかった。ただ、イギリスの貴族(おそらく)の豪邸というのが想像を絶することがよーくわかった。とんでもなく豪華で、それだけでも視聴の意味があるかもしれない。課金課金と云っているが、100円だし。

  俺様(って呼称が気に入ったなあ)がもっとも集中した推理小説は中学のときのSSヴァンダインの『グリーン家殺人事件』なのだが、いまだに読んだ内容も読んだ場所も読んだときの心境もはっきり思い出せる。最後の二人になっても犯人が特定できなかった。というかもともと犯人捜しの才能はない。

  今回そのことを思い出したのは、ネタばれになるので、触れない。でも、少々、緩慢だったか、映画としては。ねじれた家は日本ではテレビドラマの原作になっていると思うが(思い出せないが)、読んだことはない。砂の器を映画でみても、小説は読んだことがないのと同じか。ともあれ、そういう土曜の自粛の午後だった。ドライブで気晴らしする案を蹴られたもので、そういう次第であった。


G.B. Platti: Concerti Grossi after Corelli


Platti: Cello Concertos