panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

台風に始まり、台風に終わる

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 昨日、とうとう長いリフォームが一応終わった。一応とは、またまた生じたミスで後から扉や沖縄畳などの取替を行うからである。でももう連日、朝から業者がきて、一日中、ただ家にいて形だけ在宅の責任を負う義務もなくなった。

 思えば長い5週間だった。始まったのが9月9日。つまり台風15号が千葉を襲った日である。こちらもベランダの草木を居間に運んだ。他方で大きい荷物は外に出すということを行ったので、ベランダはそれから5週間、セーターやらシーツやらの入った、よく大型スーパーで売っている長いケースによって占領される事態にあいなった。

 そして昨日は、午後から雨が降り出した。そして今日は、史上類をみないほどの大型台風19号が関東を直撃することになっている。いま午前中だが、雨雨雨である。ただし風は強くない。もし昨日で終わっていなければ、リフォームはまた新たな困難に直面し、ポキももっと深刻な鬱状態に陥っていたであろう。うーむ。

 台風に始まり台風に終わったこの約一か月。ポキは仮設住宅というものの怖さを知り、自由を奪われ居場所を失った悲しみを味わい、無能な男の仕事ぶりというものを痛烈に経験した。もうこういう不手際オンパレードの祭典には参加したくはない。と強く決意するのであった。

 が、仕事のできない男というのはどこにでもいるのである。それが恐怖である。

 もうしばらくしないと、室内自体が混乱しているので、落ち着かないだろう。エコノミー症候群が完全に消えたとはいえないのである。嗚呼無常。