panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

大腸菌いかんはトラベル外来へ


  保健センターに連絡してトラベル外来をチェックしてもらっている。そもそも薬のキットを用意しているのだから、外国旅行の感染に対処する何らかの知識があるかと思うと、そんなものは一つもなく、これから調べるというのだが、何たるタイ米、いや退任、怠慢。・・・キーボードの調子が悪くて、さっきから4つを試しているのである。困った。
  とにかく調べてもらっているところだが、セブ島は世界史的場所で、マザランがみつけ、そこで死んだことで有名である。もともとポキはそういう知識があって、その後にリゾート開発を知ったのだが、だからマラッカと似ている。マカッラはリゾートではないが、いまや観光名所である。でも高校時代に世界史だけは詳細にやって(しまった!)ポキは、セブといえば、そんな歴史的場所なのである。
  写真はマゼランクロス。十字架。サントニーニョ教会前にある。無知な当時の部族レベルの人々を支配するためにこの十字架はなんでも治せるという効果で売ったらしい。あくどいスペインであるが、いまやスペインの影響というか遺産のようなものはほとんど見当たらない。これらダウンタウンに少々点在するくらいだ。
(17世紀の豪商の住まい。やはりそれも中国人だった。恐るべし中華民族。といっても中国人という一つの民族がいるわけではない。漢字を使う人々でああいう顔をした人くらいの統合性であろうが)
  米西戦争から100年以上たっているわけだが、もっとスペイン的なものがあるかと思っていた。でももうほぼアメリカン・ウェイ・オブ・ライフに近いらしい。高級スーパーの品物を見ていて、そうかつてのアメリカの高校で生活した、今回のもう一人の指導者?は語るのであった。
  でも一度日本語を話すスペイン人が名所案内をしてくれ、どうみてもスペイン人だとおもっていたらやはりスペイン人だった。て変な文章だが。
(なお、見ている写真の人物はスペイン人ではない。ましてやマゼランの末裔でもない。末裔をつくる前にマゼランは殺害されたし、マゼランはポルトガル人なので)
  しかし話の中心はトラベル外来である。できればトラベル外来に行くのがいいようだが、帰国3日以内に受診すればよいので、今回の同行者で体調不良なものは----ポキを含めて----どこでも病院に行って領収書をもっておくように。つまり21日までである。ポキは今日一日様子をみて、明日行くかどうかを検討する。オイルの件はラインで通知する。

  警察署。何を隠そうこの受付のすぐ横は留置所で、ほとんど動物園状態である。
  庶民的な生活の場をみることが東南アジア旅の中心だとポキは思うのだが、そうでもないようであって、それがやや残念。下の写真のような何気ない風景が日本にはもうないので、この圧倒的な存在感がふつふつとポキの心をなぐさめるのだがなあ。