panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

フィリピン大統領という韓国大統領的なるもの





  フィリピン関係のものを、仕事の合間に読んでいるのだが(これも仕事だといえるが)、最初のエストラーダ大統領(元俳優)は確か弾劾され、次の女性アロヨはやはり逮捕された。これは大統領の娘である。3番目のアキノ大統領も母が元大統領、父がベニグノ・アキノという七光り組。というか覚えている限りでは中国系で、大地主か大金持ちの系譜。ベニグノが飛行機で国に戻ったところを暗殺された映像は結構衝撃的だった。いまはマニラの国際空港は彼の名前をとって呼ばれている。息子のこの写真にそっくりなバッハ研究者をポキは知っている、、、ぞ、と。
  次がドゥテルテだが、少数民族の出身のようである。大学院時代に侮辱した同級生を銃で撃ったという経歴があるのに、法曹になれたのか。不思議である。
  というわけで、政治家経歴の後進国パターンであるが、アメリカだって大統領の子供たちが大統領になる時代である。政治家階級という世界的類型である。安倍だって首相の孫である。後進先進の差はないわけだが、それにしてもこのフィリピンの顔ぶれをみると、どんなにこの国が発展しつつあるといっても、政治というのは決して品よく運営されるものではないということを思い知ることができる。
  がっくりくるし、がっかりもするが、なかなかいい教訓じゃね?フィリピン政治。
  最後に小声でいってみるので聞かないでいいが、人種差別をするわけではないのだが、、、やはり顔に難があるのでは?フィリピン人。