panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ファソリスのヘンデルいんミラノ


  今日の午後のNHKFMではヘンデルの過激ではなく、歌劇タメルラーノが流れている。ミラノのスカラ座の去年9月の公演。三時間半をこえる。途中で気付いてMDで録音しているが、ラジオの録音を東京でするとまことに期待できない音質になる。
  でもファジョーリが歌っている。ドミンゴもバヤゼット(ペルシャかトルコの皇帝)役で歌っている。しかし何といっても指揮がディエゴ・ファソリスだ。つるっと禿げているが、動きの機敏さは天下一品。きびきびしていい指揮である。ヘンデルであるのを忘れてしまう。
  このオペラは買うつもりだったが、彼の指揮で出れば、と条件付きになってしまったかもしれない。後半になるほど、いい。知っている曲も出てくるが、いい午後になった。
  いいと思うのはこの本を読みながら聴いているせいでもあるね。