panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

これは、やめられない

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 海外から買うといつ届くか忘れてしまい、届いたときは何が届いたか分からず、開けてびっくり、ということが少なからずある。今回もびっくらこいた。-わたくし様には、忘れたころにやってくるのは、天災と海外版CDなのである。

 カナダのゴヴァンのこれはヘンデルだが、ヘンデルカンタータからのを集めたものは後から頼んで、だいぶ前にもっていた。しかしこっちのほうはあるアメリカの会社が途中で解約してきたので、そのままにして注文が結局おおいに時間的開きがでて、自分でも忘れていたのである。

 ジュノーやケルメスの新盤がそうは出ないので、カリーナ・ゴヴァンやアン・ハレンベリなんかも揃えることになっているのだが、カンタータからのヘンデルは大したことはなかったが、今度のはオペラの作品からのヘンデルものなので、それはやはり比較的にいって、華やかだし劇的だし、悪くない。

 不精・無頼・無頓着な拙者は職場ではポルポラを集めたゴヴァンのCDとヘンデルタメルラーノをファソリスが指揮してファジョーリが歌っているMDを、車中ではハレンベリのいろいろ集めたのを、ここ一か月ほどずっと聴いている。替えるのが面倒だからである。昔マタイの3枚目を1年近く聴いていたこともある。そのときも替えるのが煩わしかったのである。そしていま、そのままゴヴァンとファソリスを何度も聴きながら本を読んで車ではハレンベリ。そうやって一日を終えているのだが、今後しばらくは、居間でもゴヴァンということになるのかもしれない。

 フアン・ディエゴ・フローレスのイタリアを歌ったものをYouTubeで聴くと、素朴な歌を朗々と歌っていて、これもやはり買うか。いまや世界でCDを買うのは稀少人物だが次代の遺産になるのだろうか。103歳ともなると、その点が気にかかる。

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Juan Diego Flórez - 'Auld Lang Syne' and 'Guantanamera'