panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

至福の午後 皇帝ティトゥスの慈悲を聴きながら


  今日の午後NHKFMは、モツ君特集(オペラファンタスティカ)。皇帝ティトゥスの慈悲のライブ(シャンゼリゼ劇場)を聴く。その後、これは買ったのだがまだ恐ろしくて聴けなかった41番ジュピター(アーノンクール指揮)もこれで聴いてしまった。こうなのか。家帰ってもう一度聴こう。
  フランス・ブリュッヘン指揮のクラリネット五重奏曲も珍しくいい。飽き飽きしている曲だが、この古楽器演奏は深みがある。いま最後の曲が流れているが、フォーレなのか。ラシーヌ讃歌。作品11。途中でメーリケの小説「旅の日のモーツァルト」からの抜粋紹介もあった。
  しかもしゃべっている女性アナウンサーの声がすばらしく落ち着いていて、まさに万全のモツ君の午後だった。有田栄という人かもしれないが、構成作家の名前かもしれない。あ、アナウンサーかはわからないが、しゃべっているのは有田栄というひとだった。
  というわけで、昔のサルトル翻訳者にしてマルキストの国家論を読みながら。読んでるものはま、どうでもいいものなのだが。陶然たる5月の最後の金曜日だった。
  これから我輩は大森に出向いて存在証明をしてくる予定である。