panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

真夏の夜のカルダーラ


  ほんとの夜の10時になろうとすると、やはり相当疲れていることがわかる。ただ日本の中でというか、東京近辺の大気のなかで待機しているだけで、くたくたである。これで仕事をするなど想像をこえているが、あの地獄の甲子園ですら白球を投げている人々がいた。うーん。日本人おそるべし。・・・できれば、我輩のことはそっとしておいてほしい。
  ようやくカルダーラの本命が届いた。オペラとオラトリオが彼の二大ジャンルなので、器楽の作品はそれほどCD化されていない。これをみても、トリオソナタチェロソナタから適当に抜粋して一枚にしているようである。ということは、他にいっぱい器楽曲があるということでもあるのだ・・・ろう。
  ライナーノートを読むと、大バッハドレスデンの宮廷でカルダーラの作品を知って、尊敬していたという。控えめだが、地味ではまったくない。このCDはとくに典雅である。とても優雅(同じことか)で流麗である(同じことか)。あーあ。
  やはり電力不足な夏と我輩である。もうベッドに入って読み残したミャンマー本の後半に目を通すことにしたい。
  ちなみにCDのジャケットはベニスのゴンドラ。カルダーラはベニス出身のオーストリーの宮廷で活躍した作曲家なのである。