panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

擬似ビルマ旅行


  Kimio's Diary『がらくた日記』(http://kmowotan.cocolog-nifty.com/garakuta/2009/10/post-566d.html)を読む。仕事の合間に。2009年のミャンマー旅行15日間の記録。ちょっち古いが、写真がとてもいい。ご覧ください。
  でも再掲できないので、自分で書いた絵である。太っているので、絵も、、、ひどい。?
  なお、がらくた日記のミャンマー編第7回目に尼僧の行列(托鉢)の写真が出ている。着ているものはピンク。こんな色の衣は初めてみたし、そもそも女性の集団托鉢があることすら知らなかった。ミャンマーにではなく、東南アジア全体でも。かなり珍しいのではなかろうか。写真がどうしても掲載できないので、各自ご覧ください。・・・いやあこの人の写真はすばらしい。

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  これは2009年の記録である。我輩がタイにいたのは2010年。だからそれ以前ですらある。安倍首相も訪問して、いよいよとうとう世界標準国家に変貌していくだろうビルマであるが、ある通にいわせるとしばらくは昔のままだろうという。国全体が近代化するのは遠い未来であるだろう。しかしブータンもそうだが、普通に行けるようにというか行くようになり(テレビでみていると完全な日本風以外の誰でもないオヤジ・オバさんが多数行っているようである)、いまそこにある格差を現地の人々が目にすることで、軍政が封印した「ある時期のアジア的世界」が早晩消えるかと思うと、胸が痛い。胸が痛いといっても病気ではない。ちなみに宗男が痛いというのは、ま、その通りである。しかし彼のロシア把握には賛成なんだが。
  『秘境ブータン』という有名な本があって、その昔のブータンの姿が写真も含めて活写されている。それをみると、当時の写真技術のもつ不鮮明さがかもす圧倒的な抒情やなつかしさというのを差し引いても、ブータンに行くというのは冒険だったなあと感じる。パック旅行の対象になった時点で国の方向は決まったというべきなんだろう。それにしても、いまでもミャンマーは興味深い。

  誤解のないようにいうと、この写真は仮面である。ブータン人がこういう顔をしていたわけではない。ま、似てるのはタイ人だが。