panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

26+アルヴィルダ+オルランド1714


  月曜日から湯船につかれることになったが、いぜん傷口がちゃんとしているか不安で、左肩のほうを上にあげるようにしてつかっている。今日なんか昭和32年以来の寒さなのに、左肩のほうは、衛生面の配慮から、少しお湯で洗浄する程度にして、風呂からあがってくるので、通常よりはリラックスできないが、そこはそれ、風呂に入れる幸せを味わっている。なんでも腹八分ということで(なんてことをニーチェは絶対云わなかったが、老人になる前に発狂しているからね。ゲーテなら云っているはずだ)、満足満足。
  で、オーウェルの『1984年』を新訳の高橋訳で読んでいるのだが、他方、ヘンデルのオペラを整理したので、ヴィヴァ君の整理した分をだしてきて、一体、何種のオペラを所持しているのかを調べた。結局、カンタータとか宗教上の詩篇などもほとんどオペラなのだが、それを無視していえば、26作品ということがわかった。ないのは基本的に紛失されたものである。
  しかし一つ、紛失していないようだが、CDになっていないようなのがある。ゴートの女王アルヴィーダ。写真がきっとそれ。いまのスェーデン地帯の王で、デンマークがきっと帝国支配していたころの(つまりデーン人の)女王のようなのだが、ない。作品番号はRV696で、偽作の印であるAnh.88とも書かれている。だからないのだろうか。いずれにしても、もう新たに発見されないと、「新作」は聴けないわけだ。
  ただ「怒れるオルランド」には二つの異なる作品があって、唯一完全録音されているのがオルランド1714年としてナイーブ社から発売されされている。いつもみていたものだが、別の作品だからこれを最後に、買うことになるだろう。
  ヴィヴァ君には退屈ということがない。ヘンデルの退屈さとは対照的だ。いまは「アルシルダ」を聴いている。夜10時