panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

抜糸済む


  抜糸が終ってみると、相当切られていることがわかった。10針から15針くらいではなかろうか。時間も思う以上にかかっていたし、他人様にはどうでもよいことだと思うが、激しく、事後的、遡及的に、怖くなる。結構、厳しい手術だったのだろうか。目でみるとフランケンシュタインだもんなあ。・・・ただし顔ではない。顔は現状維持である。そもそも交通事故で顔面大破ではないのだから。
  家人が風邪で、週末に戻ってこないから、我輩は通常以上に料理に力を入れた。シャワーをあびるのさえ、おびえている日々である。過激な外出は控えたい。
  ラーメンスープも自前でつくってみたが、ラーメンにする前に大半食してしまった。ラーメンは冷し中華にして食べた。函館塩ラーメンのスープをめざしたのだが、使ったのが鶏肉だったのがまずかった。うまかったのだが、まずかった。函館塩ラーメンにはブタだった。
  というわけで痩せた体がもとに戻るムクムクする音が聞こえる。うーん。まずかった。
  瞽女(ごぜ)シリーズの斉藤真一の絵を鑑定団再放送でみて、掲載。テレビのものとは違うが、東北とか北陸の深い冬のなかの赤い夕日が圧倒的だった。テレビの方ね。フジタトージが斉藤に、秋田や東北がいいといったというのを知った。「秋田や東北」というところが感動的である。ポキは学生時代は岩手、青森を経由して北海道にわたったので、秋田を知ったのはかなり後になってである。秋田は裏日本である。そこが明るい岩手とは違う。秋田の夏と冬の対照が圧倒的である。