panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

1972年の由紀さおり


  窓に日除けの芦みたいなのを掲げて、日差しを避けるような季節になった。うーん。
  毎日やってくるバロックオペラの歌声を聴く生活をしているが、満足な生活もそれが単調に続くと、何だかいやになってくる。第一、椅子に座りつづけていると、臀部が不全感におそわれる。だるく、くすぐったく、そしてやりきれない感じになるのだが、この辺はわかってもらえないかもしれない。
  結局どこでも座っているので、もう座る快適さが嫌になるわけである。どういうことであろうか。でも走るのもいやだし、立ち続けるのもいやだ。歩くのは適当にいやだし、まことに人生は思うようにならない。思うようになったことが思うようにならないことだとは、人間界の不条理を感じる。
  南米出身のカウンターテナー、ファジョーリは好きだが、この世の不条理は嫌いなポキ。午後2時すぎ。珍しくさおり先生。どうみてもいまのほうが美人なのだが、整形ではなく、知性の円熟だと思う。というか思いたい。昔はおばさん顔の代表だったのだが。
  でもテレビでみる中山美穂はいまや中山味噌みたいになっているし、月日をへても衰えないということはないのである。逆にいまのほうがいいみたいな由紀先生もいらっしゃることだし。これは不条理というより、ファジョーリであろうか。・・・?