panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

日本はヨーロッパでもないし、アジアでもない


  自宅では出てこない(電波の力が弱い)。でも職場ではユーチューブはちゃんと表示されている。不思議だ。何度もドアをくぐり抜けて電波が進入する力不足なのだなあ。要塞というか独房生活のようなもんだからなあ。自宅の自室は。
  ホロストフスキーは前に紹介した。このユーチューブの45分ごろからはじまるレハールオペレッタだったが(ガランチャとのデュエット)。
  これとかアンナ・ネトレプコ赤の広場コンサートなどをみていて、こういう機会があり、しかもそこではオペラだけでなく、あの心を揺さぶるロシア民謡が深々と歌われもするわけだが、そういう媒体を通じて、あのロシア民族の力が充電されているのである。オペラ歌手が国民的統合と強化の一翼をになっているという点で、やはりロシアはヨーロッパ世界の一員なのだということを痛いほど知る。
  ここに日本のJポップをもってきても、日本国家の国民統合は深化しない。演歌は力を失ったし、ロックはある意味グローバル化だ。国民的統合の美的シンボルは日本では何になるのか。