panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

マタチッチのメリー・ウィドウ(陽気な未亡人?)をFMで聴く愉悦


  レハールの傑作オペレッタ。これを聴いてると、まるでオペラ座の怪人だ。ミュージカルの直接の祖先はオペラではなく、ウィーンだね。ワイラーもワイルダーアメリカの映画監督ではなく、ウィーンの文化的体現者として理解すべきだ(二人ともオーストリア人)。
  おっと、待ち合わせの若人が来ないというので、あきれると同時に、一貫して聴けると少し喜ぶ。これは名盤中の名盤である。シュワルツコップが歌っている。彼女については10月28日にモツ君関係でとりあげた。フィルハーモニア管弦楽団演奏。これは、カラヤンよりいいのかもしれない。
  ロヴロ・フォン・マタチッチをこうしてなつかしく思い出すとは我輩も晩年なのだなあ。もう我輩という名を捨てて、ポキということにするかな。かわいらしく。おじいちゃん、今日も元気ですね。はい、ポキはとっても元気です。

  マタチッチは1983年ポキが最初にロンドンで聴いたオーケストラの指揮者だった。なぜロンドンにきて、最初にマタチッチなのかと半分がっくりきたのだが。でも最初にロイヤルフェスティバルホールにいって、やってたのが彼だった。やはりフィルハーモニア管弦楽団だったかなあ。彼はよく日本で指揮していた人である。
  次にレハールの「ほほえみの国」(なんと中国のことなのだが)はアッカーマンの指揮で流れる。ポキの聴いてる盤より古いのだが、迫力がある。エリオット・ガーディナーじゃなあ。やっぱ。よくない。