panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

赤いマフラーをもらう


  また職場である。来週から忙しくなるので。でも本が何冊も届き、目を通している。今回はこんな風な写真にあるような新書が多い。西尾幹二や川口マローン恵美だの。
  こういうことに傾いているので本が書けないのだなあ。なぜって、我輩の現在の関心は欧米人の人種差別感情が理知的な思考を背景で規定しているというものだから。とはいえ、欧米に劣らず中国の人種差別も激しい。というか国内統合が欠けているから自国人の別のことば遣い(中国には7つか8つの中国語?がある)へも外国人的な対応をするわけで、日本以外はまったく邪悪で、、、というこの本のタイトルは秀逸であって、、、。
  でもそういう日本の微笑みもおもてなしも、強いストレスを日本人に加えていて、匿名性世界の日本人の凶暴さは群を抜いている。この世の楽園たる日本がこれでは、人間というサルのどうしようもない限界を感じざるをえない。
  この本では、アメリカ人は日本と戦ったから少しは文明的になってきた、と指摘されている(45頁)。大変な逆転の発想じゃね?社会科学でこんな軽やかな逆説が提示されたことはめったにない。
  なお、なぜか昨日赤いマフラーをもらった。記念なのか。・・・わからんね。