panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

貴重な休養の朝に苦しむ


  朝から、昨日ブロックされたアメックスカードの解除に奔走する。奔走されるといったほうがいいが、外国人なら憤死しているだろう複雑な手続きに嫌気が差す。
  アメックスカードの裏の文字は実に小さい。拡大鏡だけではだめで、電灯をさらに強化して読むが、結局ANAの電話番号がさきに出ているのでそっちにかけて(しかも3回。黙らせるために録音しているという例の音声が流れるので、腹が立つが控えめにしゃべるわけである)、解除されないことを悟って、その下の番号(これがアメックス)にかけなおし、相当待つ間にテレビのくだらない芸人・設楽の顔を眺め、ようやく解除される。アメックスは男性で、この仕事はあっちの男性にもストレスフルだろう。・・・ただし奮闘努力の結果は、12月〆のアメックスの金額を知ってお終い。7日〆なので今日からは来月〆なのであった。
  ということで貴重な一時間を失い、平静な心持ちを失いかけた。ととととととととほほほほほほ。対面的でない関係というのは、慣れない人を、恐怖と孤独に陥れる。
  キース・ジャレットのバッハの平均律を繰返し昨夜聴いて寝る。いまも音質を確かめ中。画像の検索にあわせてアマゾンの読者評もみてみるが、音が割れているという人はいない。しかし我輩の自室のスピーカーともう一つボーズでは音質が著しくよくない。音が割れていると思う。もっと大音量にして聴く必要があるのか。繰り返していくと慣れるが、その点がいま一つだということをのぞけば、このジャズマンの平均律の小気味よい指遣いがまことに愉悦なのである。もっと音質改善されたSACDが出てこないかと思うが、聴いてる装置の問題だろうか。ともあれ、やっぱりバッハさえあれば、十分だなあとか思うどんより曇りの午前11時。
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  アマゾンにもどって眺めているとキース・ジャレットフランス組曲も録音していた!日本盤はないと思うので気づかなかった。うーん。でもチェンバロなのである。我輩はピアノの音が好ましいと思う。彼のゴルトベルクもチェンバロなのが残念なくらいなんで。素直にピアノで弾けばよかったのに。ジャズ出身だから反動的正統主義なのか。