panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

岩手の若手


  まだ最後のアメリカ篇が読めていない。しかし中国、インド、ロシア、カナダ篇は読んだ。ただただ長距離列車を乗るだけの、しかもほぼ最底辺の席で移動する、旅というより移動である。下川先生、お体ご自愛下さい。と、柄にもなく他人のことを真剣に心配してしまった。ちなみに身内については常々真剣に心配しているのだが。
  でも下川式移動は人として非道だから、指導を加えなければならないのではないか。このままでは老化は加速し、生命の灯は残り少ないものになってしまう。下川先生えーえええええー。
  カナダ移動ではロストバゲージになって、一週間上着も下着も着替えることなく、カナダの平原を乗り切ることになるのだが。だから勤め上げて退職した人々の豪華旅を眺めながら、いつものように、半分後悔するような、あるいは、ヨシモトの芸人が同期がどうのこうのというような感じで、嘆くところがある意味、毎回ではあるが、下川本の読みどころである。
  岩手の若手はただの面白漢字である。
  なお新千歳空港が再開された。成田からきたバニラエアが着いたのである。これが最初の便。バニラエアはLCCである。下川先生と同級生になるポキもこの飛行会社のでフィリピンに向かう。だから機上で飲みすぎてたしなめられるなんてこともありえない。有料で飲みすぎる習慣は、ポキにはない。
  同じ旅というか移動をしているのだなあ、下川先生と。合掌。・・・ポキの長い足をどうやってLCCの機内で置くかという問題は考えないことにしている。