panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

なぜアホになってしまったのか


  昨夜途中でセブ研究を切り上げ、義母と娘のブルース(ブルースの意味が不明)をみた。今日は佐藤健の演技が天才とか云われていて鼻白らむ思いだが、一番の問題は、結構聡明だった娘が長じては(つまり高校生になると)、アホになるという設定である。
  父を年少で失った娘が、あれほどアホになるとは考えにくい。一方、がき大将だった坊主が長じては、思慮深い高校生になっている。・・・これは人間の摂理に反するのではなかろうか。
  ありきたりのドラマに難癖つけても仕方ないが、これで飯が食えるとは、やはりテレビはアホだからなんだなあとつくづく思う。ならなぜみているかだが、たまたまみただけである。このテンポの悪さといい、類型的なユートピア物語性といい、日本の水準っていまやこれ以上ないところまで落ちているが、もう30年はそうなので、そう思いなおすと、笑いがとまらなくなる。マスコミに行きたがる若人が増えるわけである。誰でも努力なしに生きていけると思うからだろう。事実、そうなんではないかと、また笑いが、一人いる職場の部屋で、突発的に生れる。