panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

文化講演会で由紀さおりを聞く

  
  9時からNHK教育ラジオでは毎週文化講演会がある。今日は由紀さおり先生。美しい日本語の歌を歌うというテーマ。誰もが感じている、若人の言語能力の低下を何とかしようという激しい危機感を感じる。
  かくいうポキも先週木曜日、感動的な場面に遭遇した。レジュメには反動的と書いているので、じゃ、その反動的という言葉の意味は何か説明してくれといったら、反動的という言葉自体の中味を知っている若人はゼロだった。しかもそこには中国人若人がいて、彼だけがちゃんと答えることができた。日本語で。
  たしかに中国で反動派なんて云われた日には、もう命が危ないからなあ。なら、反動的すら理解できない日本の若人は、命はとらないとしても、落第させたらどうだろうか。ほんとにあきれた。ますますアホになるようで、思わず聞いてみた。あなた方はバカなのか、と。
  当然答えないが、用法について一言いうと、アホは行動に、バカは存在に、ポキは使っている。ちょっとしたアホな行動をアホといい、人間としてどうしようもない場合にバカという。ポキがこの言葉を厳密に使い分けていることに、ポキを知っている人は注意してもらいたい。
  ともあれ、木曜日は激昂したなあ。げっこうね。結構ではない。反動的なる言葉をめぐる感動的な話であった。だちかんぞう!
  ヘンデルのこのカンタータは二枚組だと思うが、激安なので、ヘンデルだが買ってみた。14円と15円があったので、ブルジョワなポキは15円のほうを注文した。これは日本から買えるから。14円はイギリス。それにしても正規でだと何千円かするはずなのだが。内容がひどいのか、どういうわけだろう。値段として、はまことに感動的なお値段である。うれしいのだが。