panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ドーダ学を読みながら医者を眺める


  手術日が8月後半となり、しかも予想に反して2泊3日も時間をとられるということで、こんな簡単な手術になぜ?の思いが強いが、医者は珍しく医者らしい。女医ではない。女医で医者らしい医者にあまり遭遇したことはない。
  鹿島茂先生のドーダ学(どーだ、おれさまはこんなに偉いんだぞ症候群を学問すること)が届いて(今回は森鴎外)、それを待合室で読み読みしながら病院を体験する。豊田真由子さま現象はその一例だと思うが、医者が今回のポイント。そして今回の病院はポキの知ってる最良のシステムをもつ病院で、あきれるほどスムーズだった。スムーズすぎて眠ってしまい、与えられた呼び出しベルの音が聞こえず(スマホでヴィヴァルディのオペラをイヤホンで聴いていた)、女子諸君に起こされもしたが、実に見事だった。医者といい、やはりいいところにいいものがあるという古美術的な真理なのかもしれない。健全な身体に健全な心。?
  抜糸が2週間後。だから同時期の東南アジアは中止。これはむしろほっとする。もう亜熱帯はいやだ。高野山と函館は微妙だが、ま、微妙というだけ。ただ肝臓の数値が、これだけが悪く、もしかしたらタイで何か南国の細菌にやられている可能性はないだろうか。次回はその点を確かめよう。
  写真は林ますみ被告というか死刑囚。和歌山カレー砒素事件の。急に思い出した。シンクロはしていない。そもそも我輩が誰かに薬をもられたわけではない。・・・と思うが。うーん。